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ガガ様がラスベガスの常設公演の初日、「Born This Way」をトランスジェンダーの権利に捧げました

2023年09月06日

 レディ・ガガが8月31日(現地時間)、米ラスベガスのドルビー・ライブ・アット・パークMGMで「Lady Gaga Jazz & Piano」と題した常設公演をキックオフしましたが、「Born This Way」を歌うにあたり「この曲をトランスジェンダーの権利に捧げる」と語り、会場から歓声が上がりました。

 今回のレジデンシー公演「Lady Gaga Jazz & Piano」は、(以前も故トニー・ベネットと共演していたように)近年取り組んでいるジャズ/トラディショナル・ポップスという方向性の延長線上にあります。グレート・アメリカン・ソングブックのスタンダード曲のカバーや、自身のヒット曲のアコースティック・バージョンを、ある時はビッグ・バンドと共演し、またある時は一人でステージに立ちながら披露するというものです。
 8月31日に迎えた「Lady Gaga Jazz & Piano」の初日、オールド・ハリウッドを彷彿とさせるグラマラスな衣装に身を包んだガガは、ピアノの前に座り、集まったファンのために「Born This Way」をアコースティックでジャジーなアレンジで披露しましたが、歌に入る前にガガは「この国のトランスジェンダーの権利について言いたいことがあります」と語りました。そしてピアノでイントロを弾きはじめると、会場から「I love you!!!」という大きな声援が届き、ガガは笑顔で「I love you, too」と答え、大きな歓声が上がり、そして「何か言いたいことがあるなら、はっきり言わないとね」と付け加えてから、「誰を愛そうと、間違いなんてことはない。だって神様はあなたを完璧にしてくれたから」という歌詞を歌いました。曲の途中でガガは少し間を置き、「人々が“何を言っていいのかわからないときがある”みたいに言うのを聞いたことがありますよね。ただ聞けばいいんです。何も言わなくていい。現実の人々の人生の物語に耳を傾ければいい」と語り、「ゲイだろうとストレートだろうとバイセクシュアルだろうとレズビアンだろうとトランスジェンダーだろうと、私は正しい道を歩いてる」のフレーズを熱唱しました。

 「Born This Way」という曲自体がそうですが、レディ・ガガはこれまでもLGBTQコミュニティのために数えきれないくらいの多大な貢献を果たしてきました。いまアメリカ(の保守的な地域)ではトランスジェンダーやドラァグクイーンに対するバッシングの嵐が吹き荒れていますが、われらがガガ様は、こうして、ラスベガス公演の華やかなステージでも、力強い支援のメッセージを発信してくれました。
 
 
 
参考記事:
レディー・ガガ、米ラスベガス常設公演で「ボーン・ディス・ウェイ」をトランスジェンダーの権利に捧げる(Billboard JAPAN)
https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/129463

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