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【朗報】大阪に新たなゲイサウナができそうです

2023年09月12日

　今年3月31日に【悲報】「北欧館」と「ロイヤル」が突如閉店、Twitterにあふれる悲しみの声…というニュースをお届けしました。関西を代表する二大ゲイサウナが突然、同時に閉店してしまい、驚きと悲しみが広がりました。
　その後、店員さんなど事情に詳しい方が閉館に至った理由をTwitterに書かれていましたが、オーナーさんが亡くなったあと、親族の方が相続し、実質的にお店を切り盛りしていた店長さんも亡くなってしまい、続けることが難しくなり…という理由だったようです。
　現オーナーの方に存続を願うお手紙が届けられたりもしたようですが、取り壊しは避けられなかったようです（建物も相当古いですし、仕方ないですよね…）
　　
　
　そんななか、大阪のなかぽんさんという方が、大阪・キタに、北欧館のように堂山で呑んだ帰りに安心して泊まれるようなゲイサウナを新たに建てたいと一念発起し、資金集めなどに奔走していたのですが、9月12日、「（多分）やれるだろうと言ってもいいかな？」というところまで来ました、名前も決まりましたという発表がX（Twitter）でありました。
　名前は「ビジネスイン・北のロイヤル」。「北欧館」と「ロイヤル」へのリスペクトを込め、「ロイヤルをキタに再現する」をコンセプトとしているそうです。北欧館とは違い、年齢差別なしで全年齢の方に来ていただきたいという気持ちも込められているそうです。
「規模や豪華さは比べるべくもありませんが、開業後少しずつでもロイヤルで見られた様な調度品もちょっとずつ追加していずれは「ちょっと、あのロイヤルっぽいかも？」と評価して頂ける様な施設を目指したいと思ってます」とのことです。




　マンションの一室のヤリ部屋のようなところなら、それほど資金もかからずに開業できるかもしれませんが、（だいたいはビルまるごとで、3階建て以上の高さで、浴室やサウナなどの設備も必要な）ゲイサウナを新たに建てるというのは、目が眩むような金額の投資が必要でしょうし、おいそれとできることではありません。
　しかし、大阪の街を代表する二大ゲイサウナが一気になくなってしまった状況を憂い、なかぽんさんがこうして開業に向けて奮闘してくださっていること、本当に素晴らしいですし、感謝したい気持ちです（g-lad xxとしても応援します）。クラファンで1万円くらいなら支援しまっせ！という方、全国に何千人もいらっしゃるのではないでしょうか。無事に開業へとこぎつけること、心から願っています。
　
　ゲイサウナというのはこれまで、いくつかの大型ゲイ資本が寡占状態で経営してきた分野ですし、新宿の24会館のオープン以降（20年くらい前？）新たにできたという話もなく、今回のように個人が立ち上げる、しかもオープンに話を進めているというのは非常にまれなことです。私たちは実に「有り難き」歴史に立ち会っていると言えるでしょう。
 「ビジネスイン・北のロイヤル」が開業したあかつきには、バーやクラブじゃないのでシャンパンを入れるとかはないでしょうが、何らかのかたちでお祝いをしたいと思う方も多いのではないでしょうか。
　開業決定の続報を心待ちにします。

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