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特集:2023年秋冬のLGBTQアート展

2023年10月〜12月に開催されるLGBTQ関連のアート展の情報をまとめてご紹介します。TORAJIROさんやshinji horimuraさんの個展、キース・ヘリングの大規模な個展などです。

特集:2023年秋冬のLGBTQアート展

(「神と生きる漢たち shinji horimura個展」より)
 

ようやく秋になった…かと思うとまた暑くなったりという今日この頃ですが、お出かけしやすい季節になりました。芸術の秋、LGBTQ関連のアート展を楽しんでみてはいかがでしょうか? というわけで、10月〜12月に開催予定のLGBTQ関連のアート展をご紹介いたします。TORAJIROさんのEAGLE TOKYOでの個展、日本男児を描くshinji horimuraさんの個展、そしてキース・ヘリングの大規模な個展が全国を巡回、といったトピックになります。
(新たな情報が入り次第、順次追加していきます)
(最終更新日 2023.11.19)



〜10月15日 東京
TORAJIRO EXHIBITION at EAGLE TOKYO

 二丁目のEAGLE TOKYO BLUEでTORAJIROさんの個展が開催されています。
 Tシャツやキャンバスプリントなどのグッズも販売します(オンラインショップもあります)。パネルの展示で、オリジナル作品の販売はないそうです。 
 
Don't knock it 'till you've tried it
TORAJIRO EXHIBITION at EAGLE TOKYO
会期:9月15日〜10月15日(状況によって伸びる可能性あり)
会場:EAGLE TOKYO BLUE




〜10月15日 大阪
梅田政宏さんと「南界堂通信」展

 大阪市西成区で「にじいろケアプランセンター」を経営し、MBSのドキュメンタリー番組「93歳のゲイ~厳しい時代を生き抜いて~」でもケアマネージャーとして長谷忠さんのサポートをしている様子が映し出されていた梅田政宏さん。その放送の3日後に亡くなって、梅田さんを知る方々にショックを与えました。そんな梅田さんは、MASH大阪のコミュニティペーパー『南界堂通信』にも度々出演し、LGBTQが病気になったときや年をとったときの様々な問題について解説してくれていたそうです。LGBTQやHIV陽性者の生活環境をよくしていきたいという梅田さんの志を引き継ごうと、今回、コミュニティセンター「dista」で馬ださんが登場した『南界堂通信』の記事や、その活動の様子を写した写真などが展示されることになりました。

梅田政宏さんと「南界堂通信」展
会期:2023年9月21日(木)〜10月15日(日)
会場:コミュニティセンター「dista
無料





10月21日 東京
dumb type「S/N」記録映像上映会&シンポジウム

 ダムタイプは1984年に京都市立芸術大学の学生を中心に結成されたアーティストグループで、ビデオ・アートやコンテンポラリー・ダンスを組み合わせた「マルチメディア・アート・パフォーマンス・グループ」と呼ばれることが多く、海外公演も多数行い、芸術的に高い評価を得ています。1994年に初演された『S/N』は、ハイパーメディアなダムタイプの作品の中でも異彩を放っており、故・古橋悌二さんの思いが強く反映された作品です。浅田彰さんをはじめ、多くの文化人が絶賛し、海外でも高く評価されています。90年代にゲイであること、HIV+であることをカムアウトした衝撃作であり、世界や人生や愛についての壮大な問いであり、全人類に贈る新たな「LOVE SONG」のような作品です(レビューはこちら)。DVD化はされておらず、ごく稀に今回のように記録映像の上映が行なわれてきました。たいへん貴重な機会ですので、ぜひご覧ください。

dumb type「S/N」記録映像上映会&シンポジウム
日時:2023年10月21日(土)13時10分開場、13時30分上映開始
会場:多摩美術大学八王子校 レクチャーホールA
入場無料
予約必須(予約はこちらから)、先着100名




〜11月5日 東京
THREE -Many a mickle, makes a muckle-

 八王子のブレインブルンギャラリーで開催される「『THREE -Many a mickle, makes a muckle-』David & Marc & Keeks3人展」に、ドラァグクイーン、DJ、コラムニスト、プロモーターなどとして活躍してきたデヴィッド・ホッジの作品が展示されます。デヴィッド・ホッジは、ロンド・ソーホーのクラブシーンで四半世紀にわたって活躍した伝説のドラァグクイーン「Dusty O」で、7年前にステージから遠ざかり、新たに自分を表現する手段として絵を描き始めたそうです。主にオンラインで作品を発表しながら着実に画家としての道を切り開いていき、ロンドン、バーミンガム、バルセロナなどで個展を開催、合計500作品以上をセールスしたといいます。また、オープンリーゲイの人物として初めて英国会議事堂で個展を開き、展示した作品が全て買い手がついたという大成功を果たしています。「ホッジの作品は、彼の過去の経験やライフスタイルを垣間みせ、彼の好き嫌い、弱点や奇行を反映し、パフォーマーとして、そして人間としての彼の現実の歪んだイメージで溢れている。カラフルな彼の作品は、通常の『良い』とさせる規範の色使いを完全に無視する方法で、エネルギー、活力、そして自発的な創造性で生み出されている」とのことです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)

『THREE -Many a mickle, makes a muckle-』David & Marc & Keeks3人展
会期:2023年9月20日(水)〜11月5日(日)
会場:『BrainBrunnGALLERY』2Fメインギャラリー(東京都八王子市元横山町3-1-1)
無料
※ご予約していただけると優先的にご覧いただけます(予約はこちらから)



〜11月5日 東京
デイヴィッド・ホックニー展

 アメリカでポップ・アートを牽引したゲイのアーティストといえば、アンディ・ウォーホールやキース・ヘリングが思い浮かびますが、英国で1960年代のポップ・アートムーブメントに最も貢献した人物で、最も影響力のある20世紀の英国の画家の一人とみなされているゲイ・アーティストが、デイヴィッド・ホックニーです。今回、ドラァグクイーンの絵本読み聞かせなども行なってきた東京都現代美術館で、日本では27年ぶりとなるデイヴィッド・ホックニー大規模な個展が開催されています。(レビューはこちら
「ホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といった分野で多彩な作品を発表し続けてきました。本展は、イギリス各地とロサンゼルスで制作された多数の代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作まで120点余の作品によって、ホックニーの世界を体感できる機会となるでしょう」(公式サイトより)

デイヴィッド・ホックニー展
会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)
※サマーナイトミュージアムの日(7/21、28、8/4、11、18、25)は10:00-21:00まで開館延長
休館日:月曜日(7/17、9/18、10/9は開館)、7/18、9/19、10/10
観覧料:一般2,300円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1,600円 / 中高生1,000円 /小学生以下無料
※平日限定ペアチケット4,000円(オンライン限定)
オンラインチケットはこちら(前期分7/15~9/15)



10月8日〜22日 東京
セックスミュージアム設立準備委員会 企画展「資料保存の記録2021-2023 大学生編」

 性の研究を社会に還元する博物館を通じて性の健康を享受する社会を目指す社会人、研究者、医師、大学生が「セックスミュージアム設立準備委員会」を立ち上げ、10月7日(土)にコミュニティセンターaktaで1970年代の雑誌を中心とした性の書籍に触れる「アーカイブを作ろう!」というイベントを開催、8日からaktaで企画展「資料保存の記録2021-2023 大学生編」を開催しています。展示は22日までだそうです。

セックスミュージアム設立準備委員会 企画展「資料保存の記録2021-2023 大学生編」
会期:10月8日〜22日
会場:コミュニティセンターakta
開館時間:木曜〜日曜の15時〜21時




11月9日〜2024年2月3日
長谷川サダオ 「冬」 

 これまでに数々のレジェンダリーなゲイアーティストの展覧会を開催してきた成山画廊で、11月9日から5月18日まで半年間2期に分けて、近年多方面から注目されている画家、長谷川サダオ(1945-1999)の展覧会が開催されます。11月9日〜2024年2月3日の「冬」は初期作品を中心に展示するそうです。
 展示に合わせて、画集「SADAO.HASEGAWA 1945-1999」も刊行。サイケデリックに誘発されて描いた初期のロマンティックな作品、アフリカなど異国への憧憬を織り交ぜた作品から、雑誌の挿絵としてのエロティックな男性像、漫画。晩年、自身の浄化を試みたかのような崇高な男性像まで網羅されています。長谷川サダオ展会場と特設サイトでご購入いただけます。スペシャルエディションとして作品証明書付きオリジナル作品が挟み込まれたバージョン4種類も若干部発売されます。
 
長谷川サダオ 「冬」 
会期:2023年11月9日(木)〜2024年2月3日(土)
会場:成山画廊(東京都千代田区九段南2-2−8)
開館時間:13:00-19:00
定休日:水日祝 ※12月25日〜2024年1月20日冬季休廊



11月17日~22日 東京
神と生きる漢たち

 和紙と日本画材を使って無骨な日本男児を専門に描く男絵師で、大阪で個展を開いたり、「男のフェチズム展」などにも出展するなどしてきたshinji horimuraさんが11月、「神と生きる漢たち」と題する個展を新宿眼科画廊で開催します。
「祭りや神事に体当たりで挑む、荒々しくも神々しい日本男児を独自のスタイルで表現してみました。
 全国各地の奇祭を取材しながら雄臭い漢を描くというのが長年の夢でした。コロナが落ち着き中止されていた祭りも再開され始めたので、那智の火祭り(和歌山)や灘のけんか祭り(兵庫)など地元の関西圏をまわって題材の男たちをカメラに収め、その熱狂を脳裏に焼き付けました。
 表現したいのは我々日本人が持つ土着的な力強さと神聖さ、そして静けさの中に垣間見られる凄まじい生命力。不思議だけどカッコよく、ほのかにエロスが漂うエスニックジャパンな世界を感じとっていただければ幸いです」(公式サイトより)
 祭りが好きな方、褌や日本男児が好きな方などもぜひ、お出かけください。

神と生きる漢たち shinji horimura個展
会期:2023年11月17日(金)~22日(水)
会場:新宿眼科画廊 スペースO
開場時間:12:00-20:00(水曜 17:00まで)
木曜休廊
無料




11月17〜19日
moriuo個展「IN MY LIFE2023」

 ゲイアーティストmoriuoさんが個展を開催。3年前に開催した「IN MY LIFE2021」に続き、「青春と黄昏」をテーマにしたLGBTQとしての日々の暮らしをテーマにした新作を中心に展示します。2日目の19時〜21時には、2022年に開催した限定展示の作品を展示するそうです。ポストカードや作品集なども販売されます。会場は二丁目のすぐ近くの「新宿ダイアログ」です。二丁目に行かれる際などにふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

moriuo個展「IN MY LIFE2023」
会期:11月17日(金)〜19日(日)
会場:新宿ダイアログ(新宿区新宿3-1-32 新宿ビル1号館 3階)
開場時間:17日 12時〜20時、18日 12時〜21時、19日 12時〜19時
無料





11月22日〜12月11日 東京
「F-ZERO GRAFFITI」SIN5 EXHIBITION 2023

 2021年に「YAGUY SHINGO EXHIBITION」の個展をレポートさせていただいたSHINGOさん。この冬、二丁目のバー「ポプラ」で「F-ZERO GRAFFITI」と題した個展を開催するそうです。何種類ものフライヤー(ポストカード?)をInstagramにあげていらっしゃいますが、自由でグラフィティ感あふれるゲイテイストでセクシーな作品ばかりで、たいへん魅力的です。ぜひお出かけください。
 
「F-ZERO GRAFFITI」SIN5 EXHIBITION 2023
会期:11月22日(水)〜12月11日(月)
会場:BAR POPLAR 



11月25日〜12月20日 横浜
極私的梅毒展4

「世界エイズデーに横浜で「伝える」を考える セクシュアリティのこと、HIV/性感染症のこと」というテーマで11月25日~12月20日、横浜で「世界エイズデー in Yokohama 2023 」として、“ハコ物館作家”コケ丸さんの「極私的梅毒展4」が開催されます(こちらにaktaでの展覧会の模様をレポートしています)。東京と大阪のゲイの親友2人が時期を同じくして梅毒になったことをきっかけに、2人に聞いたリアルな体験と声を半立体のグラフィック作品にしています。実に素晴らしい展示です。この機会にぜひご覧ください!

極私的梅毒展4
会期:11月25日(土)-12月20日(水)※最終日は17:00まで
会場:横浜AIDS市民活動センター(横浜市中区尾上町3-39尾上町ビル9階)
開館時間:月木土 11:00-17:00、水金 14:00-20:00
休館:火曜、日曜
無料




12月1日〜14日 東京
展示『WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!』

 2023年春に開催されたTRPのパレードで市民団体等が協力してHIVをテーマにしたフロートを4年ぶりに出展。その先頭で初めてHIV陽性の仲間たちが「WE ARE POSITIVE」のフラッグを掲げて歩きました。
 12月1日の世界エイズデーに、「OUT IN JAPANプロジェクト」と「JaNP+」のコラボレートによる、自らHIV陽性とカミングアウトして様々な分野で活動をしてきた当事者の写真とメッセージパネルを新宿西口の地下道にあるギャラリーで展示します。
 ぜひご覧ください。

展示『WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!』
日時:2023年12月1日(金)〜12月14日(木)
会場:新宿プロムナードギャラリー(東京都新宿区西新宿二丁目二番地) ※安田生命ビル地下の新宿西口プロムナードギャラリー(閉鎖)とは違いますので、ご注意ください
無料




12月2日〜9日 東京

六原龍 個展 ー裸夫ー

 六原龍さんの個展が銀座の「ぎゃらりぃ朋」で開催されます。六原龍さんは主に男性のヌード画を描いているアーティスト(絵を描くのを生業としている方)です。筋肉質で男らしい感じの男性の絵を精彩にセクシーに描く方で、きっとファンも多いはず。1週間の個展ですので、お見逃しなく!
 バナー(フライヤー)に用いられているのは『慈しむ』という作品です(※作品部分全身像。456×587mm)

六原龍 個展 ー裸夫ー
会期:2023年12月2日(土)~12月9日(土)
会場:ぎゃらりぃ朋(東京都中央区銀座1-5-1 HOLON GINZA Ⅱ 204)
開館時間:12:00-18:00 ※最終日17:00まで
日曜休廊



12月7日〜24日 大阪
展示 +People 2023+(ポジティブ・ピープル2023)
HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから

 京都で開催される第37回日本エイズ学会の市民フォーラム「+People 2023+ HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから~」の会場にて展示される【ドキュメント】~HIVがつなぐ人々のHIV/エイズ40年間の歴史《年表》をコミュニティセンターdistaでも展示いたします。関西のHIV関連4団体とアーティストが合同で作成した、40年の世界と日本国内の動き、薬害エイズに関わる事柄、抗ウイルス薬の変化、主に関西NGOの足跡・道のりを文字と写真で一望できます。

展示 +People 2023+(ポジティブ・ピープル2023)
HIV感染症がつなぐ人々~今に生きる40年の歴史とこれから
会期:2023年12月7日〜24日
会場:コミュニティセンターdista(大阪市北区堂山町11-2 堂山山よしビル4F)
時間:17:00-20:00
定休日:月・火・水曜日
無料
予約不要
主催: MASH大阪




12月9日~2024年2月25日 東京
キース・へリング展 アートをストリートへ
 
 80年代ニューヨークのレジェンドであり、ポップカルチャーとファインアートの世界に革命をもたらしながら、1990年にエイズによって早逝したキース・ヘリング。明るく、ポップなイメージで世界中から愛され、今なおその人気は衰えを知りません。そんなキース・ヘリングの大規模な展覧会「キース・へリング展 アートをストリートへ」が、森アーツセンターギャラリーでの開催を皮切りに、神戸、福岡、名古屋、静岡、水戸と約1年にわたって巡回されることになりました。
 「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートにアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信し、人類の未来と希望を後世に託したキース。彼が駆け抜けた31年間の生涯のうちアーティストとしての活動期間は10年程ですが、残された作品に込められたメッセージは、今なお人々の心に響き続けています。今回の展覧会では6メートルに及ぶ大型作品を含む約150点の作品が展示され、キース・ヘリングのアートを体感していただける貴重な機会になりそうです。社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に対して最後までアートで闘い続けた彼のアートは、時空を超えて現代社会に生きる人々の心を揺さぶることでしょう。(公式サイトより)

キース・へリング展 アートをストリートへ
会期:2023年12月9日(土)~2024年2月25日(日)
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
主催:朝日新聞社、フジテレビジョン、東映
特別協力:中村キース・ヘリング美術館
後援:J-WAVE
問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
※この展覧会は、東京の後、神戸、福岡、名古屋、静岡、水戸と約1年にわたって巡回される予定です



〜2024年5月6日
キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネサンス展

 中村キース・ヘリング美術館収蔵のキース・へリングコレクションを、彼が活動した1980年代ニューヨークを舞台に、「アンダーグラウンド・カルチャー」「ホモエロティシズムとHIV・エイズ」「社会に生きるアート」「ニューヨークから世界へ」という4つの視点でキュレーションし、彼の社会との関わりやその活動の今日的な意義をひもときます。1970年〜1980年代にヘリングが生きたニューヨークは、パンク・ロックやヒップホップファッションなど新しいカルチャーが注目され、成功を目指す人々が世界中から集まる可能性に満ちた街である一方、ドラッグや犯罪が蔓延する危険な状態でもあり、それらが危ういバランスで成り立っているスリリングな街でした。そのような社会状況の中で生まれたヘリングの作品は、命に関わる感染症との共生、児童福祉教育や人権問題をはじめとする持続可能な社会実現に向けた課題など、今日を生きる私たちにも強烈なインパクトを与えます。ヘリングが残したメッセージを、同時代を生きた写真家たちの記録写真など多くの資料が並ぶ展覧会を通して発信します。
 なお、同じ期間で「プラダを着た悪魔」や「セックス・アンド・ザ・シティ」の衣装も手がけたスタイリスト、衣装デザイナーであり、エミー賞受賞やアカデミー賞ノミネートなど華々しいキャリアを誇るパトリシア・フィールドが、半世紀の歳月をかけて蒐集したアートコレクションを紹介する「ハウス・オブ・フィールド展」も開催されています。

キース・ヘリング:NYダウンタウン・ルネサンス展
会期:2023年6月3日(土)〜2024年5月6日(月)
会場:中村キース・ヘリング美術館
開館時間:9:00-17:00(最終入館16:30)
休館日:定期休館日なし ※展示替え等のため臨時休館する場合があります
観覧料:大人1,500円、16歳以上の学生800円、障がい者手帳をお持ちの方600円、15歳以下無料

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