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新潟、鯖江、岡山でパレードが開催されました

2023年10月23日

 この週末は新潟、鯖江、岡山の3ヵ所でプライドパレードが開催されました。

 10月21日(土)、新潟市で第2回新潟プライドパレードが開催され、県内外から約20名の方たちが参加しました。
 新潟プライドパレードは、自身も性的マイノリティである長岡市在住のあずささんが、誰もがありのままの自分で暮らせる地域を目指したいとSNSなどで参加を呼びかけ、賛同した有志たちと企画したものです。
 新潟駅前の石宮公園を出発し、レインボーフラッグやプラカードを掲げ、「私のあり方は私が決める」などと声を上げながら古町地区まで市内中心部約2キロを行進しました。岐阜県から参加したVENさんによると、最初小雨が降っていたものの、途中で雨も上がったそうです。LUSHの店員さんなども参加していたそうです。
 主催のあずささんはパレード終了後、「誰がどんな存在であるかを理由に自由に生きる権利を奪われてはならない。社会運動として新潟でパレードを続けたい」と語りました。参加した敬和学園大学3年生の方は「多様性を認め合いながら、他者を尊重する社会になってほしいと思いながら歩いた」と語りました。
 新潟県ではもう一度、11月12日(日)に長岡市でもプライドパレードが開催されます。
 
 
 22日(日)は、福井県鯖江市の「ダイバーシティパレード」が初開催され、県内外から約100名の方たちが参加しました。
 パレードは市が主催し、「なろっさ!ALLYさばえ」が企画・運営したものでした。市長さんも最初から最後まで歩いたそうです。
 スタート地点の市役所に集合したカラフルな参加者たちは、鯖江・丹生消防組合消防音楽隊の先導で、レインボーフラッグや横断幕を掲げながら、西山公園(桜町)までの約800メートルを約30分かけてゆっくりと行進しました。沿道に詰めかけたみなさんには笑顔で手を振り、ゴール後は「ハッピーダイバーシティ」のかけ声とともに記念撮影をしたそうです。参加した方から「いいパレードだった」との感想が聞かれました。
 「なろっさ!ALLYさばえ」の代表でカナダ出身の川口サマンサさんは、「鯖江のような地方都市でも多様な人々が暮らしている。みんなが尊重し合える社会になってほしい」と語りました。


 同じく22日(日)には、快晴の岡山で第3回岡山レインボーフェスタが開催され、パレードに約450名、フェスタには約600名が参加しました。
 今回の会場は、ずっとメイン会場にしたかったという下石井公園(岡山市北区幸町)で、たくさんのブースが出展され、ステージイベントも華やかに行なわれました。パレードは、下石井公園を出発してJR岡山駅や市役所前などを通る2.8キロのコースで、レインボーフラッグやメッセージボードを掲げ、沿道に向けて笑顔で手を振りながら行進しました。
 主催した「ももにじ岡山」の共同代表で総社市出身の浅沼智也さんは、「参加者だけでなく、見ている人から声をかけられる機会も増え、理解の広がりを感じた。誰もが住みやすい岡山にしたい」と語りました。同じく「ももにじ岡山」の共同代表・市川明美さんは、「セクシュアリティって私たちの一部であって全部ではない。そういうところで差別や偏見を持たれない、自分の能力を発揮できるような社会にしていけたら」と語りました。


 
 g-lad xxでは近日中に、新潟プライドパレードと岡山レインボーフェスタのレポートをお届けする予定です。



参考記事:
「多様性認め合う社会に」「私のあり方は私が決める」 LGBTsら新潟市中央区で啓発パレード(新潟日報)
https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/300852

多様性認める社会へ歩む 鯖江で パレード 性的少数者ら虹色の旗掲げ(中日新聞)
https://www.chunichi.co.jp/article/794106

「自分たちがここにいるという存在を知ってもらいたい」性的マイノリティの存在に理解求めて市街地をパレード(山陽放送)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/792102?display=1
自分らしく生きられる社会実現を 岡山でLGBTQの人らパレード(山陽新聞)
https://www.sanyonews.jp/article/1467634

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