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12月1日の世界エイズデーに、二丁目の看板がリニューアル

2023年12月01日

　12月1日は世界エイズデーですが、東京都では都庁が赤くライトアップされたり、新宿プロムナードでHIV陽性者の写真展が行なわれたりしています。そして、二丁目仲通りの交差点に掲げられていた看板が何年ぶりかにリニューアルされました。


　特集「2023年の世界エイズデーキャンペーン」でもご紹介していたように、東京都では、世界エイズデーの12月1日を中心とする1ヵ月間を「東京都エイズ予防月間」として、広く都民に対して啓発キャンペーンを実施しています。
　都庁は12月1日から9日まで、18時から21時の間、レッドリボンをイメージした赤い色にライトアップされます。
　
　また、新宿プロムナードギャラリー（新宿区西新宿2-2 ワンデーストリート内）で特別展示『WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!』が開催中です。新宿プロムナードギャラリーは知る人ぞ知るハイクオリティなアーティストのギャラリーですが、12月1日から14日まで「OUT IN JAPANプロジェクト」と「JaNP+」のコラボレートによる、自らHIV陽性とカミングアウトして様々な分野で活動をしてきた当事者の写真とメッセージパネルが展示されています。
　展示スペースは4つに分かれているのですが、すでに亡くなってしまった長谷川博史さん、佐藤郁夫さん、桜井啓介さんの写真が並べられていたのには、涙を禁じえませんでした。
　シンプルながら、観る方に忘れられないインパクトを与えるような、意義ある展示でした。
　これを実現したみなさんの思いを想像しながら、ぜひご覧ください。
　
　たぶん新宿プロムナードギャラリーをご存じない方も多いと思うのですが、JR新宿駅から行かれる方は、京王モールアネックスの先に、都庁方面に向かうワンデーストリートというウネウネした地下通路があるので、道なりに進んでいただくと、新宿プロムナードギャラリーはこちらですとところどころに案内が出ていますので、たどり着けると思います（都営新宿駅から行かれる方は「新都心口」改札を出ると、目の前にワンデーストリートの入口があります）。もし地下通路のダンジョンが苦手という方は、JR新宿駅南口を出て、甲州街道を都庁方面に向かい、ワシントンホテルの前にある大きな地下への階段を降りるとよいと思います（夜なら都庁も見えますし）
　
WE ARE POSITIVE – UPDATE HIV!
日時：2023年12月1日（金）〜12月14日（木）
会場：新宿プロムナードギャラリー（新宿区西新宿2-2 ワンデーストリート内）
※安田生命ビル地下の新宿西口プロムナードギャラリー（閉鎖）とは違いますので、ご注意ください
無料



　
　それから、二丁目仲通りの交差点の看板がリニューアルしました。
　あの看板はちょうど10年前の2013年12月、ヴィーブヘルスケアの出資によって実現したものでした。最初の看板は村田ポコさんによる「Living Together」のメッセージの広告で。セクシーなイラストは、区民からの苦情の電話が入ったことによって（今思うと、その苦情って、もしかして某教団の人だったのでは…と思ったりするのですが）着衣に変えられてしまうという悲しい出来事があったのは残念でしたが、このような看板があの場所にできたことは本当に素晴らしいことでした（詳細はこちら）
　その後もこの看板は、何度かリニューアルが重ねられました。男の子二人が抱き合うイラストだったり、ドンブリさんと歌川さんがモデルだったり、自宅で歯を磨いてたりオフィスで仕事してたりジムで運動してたりする方の写真を使ったかわいいデザインだったり（歯磨きのモデルは当時二丁目振興会会長だった「Base」のToshiさん）、いずれも素敵な看板でした。
　
　そして、本日、何年ぶりかで、この看板がリニューアルしました。以前も採用されていたotokonokotoさんによるイラストです。ちょうど看板の上にクリスマスツリーイメージの電飾もあってキレイです。二丁目に行った際はぜひ、インスタ映えをねらって写真を撮ってください。


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