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ネパールで法的に男性どうしの二人の婚姻登録が初めて受理され、アジアで2例目の同性婚承認国となりました

2023年12月11日

 今年の6月28日、ネパール最高裁が同性婚の法制化が実現するまで暫定的に婚姻登録を認めるとの裁定を下しましたが、その後、カトマンズ郡裁判所は婚姻届の受理を拒否し、同性婚の婚姻登録は実現していませんでした。
 しかし11月30日、トランス女性のマヤ・グルンさんとシスジェンダー男性のスレンドラ・パンディさんの婚姻届が受理され、ようやく同性婚が正式に認められました。

 
 マヤ・グルンさんは法的には男性であるため、二人は法的に同性カップルということになります。これまで何度も婚姻届を提出し、そのたびに拒否されてきました(それぞれの家族からの承認を得るまでにも時間がかかったそうです)。LGBTQコミュニティも二人を応援してきました。そして今回ようやく、婚姻登録が受理されたのです。
 以前国会議員でもあったゲイの活動家、スニル・パントは、法務省が方針を変え、同性婚の登録を可能にするようにしたと説明しています。「23年間に及ぶ闘いのあと、我々は歴史的な達成を見た。そしてついに、二人は役場で結婚の登録が認められた」「それは青天の霹靂だった、私たちにとっての追い風だ」

 マヤ・グルンさんとスレンドラ・パンディさんは、南アジアで初の同性婚を認められたカップルとなりました。
 今回の婚姻登録の受理により、ネパールは実質的に同性婚を認める国となりました。アジアでは台湾に続き2例目となります。
 そして、アジアで3例目の同性婚承認国はタイになるだろうと見られています。
 
 

参考記事:
ネパール、実質的に同性婚を合法化。アジアでは2例目(TABI LABO)
https://tabi-labo.com/308410/wt-nepal-same-sex-marriage
Nepal finally registers first same-sex marriage for LGBTQ+ couple(Pink News)
https://www.thepinknews.com/2023/11/29/nepal-registers-first-same-sex-marriage/

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