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紅白でクイーン+アダム・ランバートが熱演、MISIAさんのステージにはHOSSYさん&レイチェルさんの姿も

 みなさま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 昨夜のNHK紅白歌合戦は、男物のスーツで「丸ノ内サディスティック」を歌った椎名林檎さん、YOASOBIのあまりにも豪華なライブ、adoさんのカッコよすぎるパフォーマンス、Perfumeが「FAKE IT」のMVを再現(そして女性グループ最長タイの16年連続出場)、ポケビ&ブラビ、キャンディーズの蘭ちゃん、薬師丸ひろ子さん、NewJeansなど、幅広い世代のゲイのみなさんが楽しめるような、見所の多い紅白となったと思います。そんななかでも、こちらのニュースでお伝えしていたように、特にLGBTQ的な意義を持つトピックとして、クイーン+アダム・ランバートが出演するということがありました。
 
 初めにブライアン・メイとロジャー・テイラー(クイーン)、そして胸元が大きく開いた黒の総スパンのセットアップで、いつものようド派手にメイクしたアダム・ランバートが並んでトークし、かつてのクイーンの来日の際の映像にはフレディ・マーキュリーも登場し、ブライアンが「フレディも日本大好きだった」とコメントするなどして、曲紹介でアダムが「愛のつながりを感じてください」と言って、名曲「Don't Stop Me Now」を披露しました。アダムはそののびやかなハイトーンボイスでお茶の間を魅了し、Xでも「アダムすごい!」「神だった」といったコメントが並び、「クイーン」「QUEEN」「アダム・ランバート」がXのトレンド入りを果たしました。
 今年の紅白は「ボーダレス」がテーマで、フレディ・マーキュリーやアダム・ランバートがボーカルをつとめてきたということでクイーンに白羽の矢が立ったのではないかともみられていますが(本当のところはわかりませんが)、ともかく、これまで紅白に出演してきた何十人もの外国人歌手のなかでオープンリー・ゲイの歌手が出演するのはアダム・ランバートが初めてで、歴史的な出来事でした。


 なお、大トリのMISIAさんが2曲目で「傷だらけの王者」を歌った際、巨大な龍のセットの上にHOSSYさん&レイチェル・ダムールさんの姿があったことも話題になりました(お名前もちゃんとクレジットされていました)
 MISIAさんは20年以上前からツアーにドラァグクイーンを登場させていましたが(昨年の「御堂筋ランウェイ」にも大勢のクイーンさんを登場させていました)、2019年末に紅組のトリを務めた際、ドラァグクイーンやレインボーフラッグの演出で(ステージ脇の出演者の方たちもレインボーフラッグを振って)LGBT支援のメッセージを全国のお茶の間に届けてくださり、感動を呼びました(詳細はこちら
 今回も、カラフルでド派手な龍のセットだったこともあり、さりげなく、当たり前のようにドラァグクイーンを登場させたのだと思います。うれしいですね。
   

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