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ルポールがエミー賞授賞式でドラァグ規制に抗議して「ドラァグクイーンの声を聞きなさい」というパワフルなスピーチを行ないました

2024年01月16日

 ルポールがエミー賞授賞式で「ドラァグクイーンの声を聞きなさい」 『ル・ポールのドラァグ・レース』が5度目のエミー受賞を果たし、その受賞スピーチでルポールが、米国の保守的な州でドラァグクイーンを規制する州法が成立してきたことに対して「ドラァグクイーンの声を聞きなさい」というパワフルなスピーチを行ないました。

 この1年は米国のLGBTQにとって本当にタフな1年でした。保守的な州を中心に75を超えるアンチLGBTQ+の州法が成立し、 公の場でドラァグクイーンのショーを行なうことを規制する州法も増え、米国最大規模の人権団体「ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)」は、LGBTQへのバックラッシュが本格化している状況に危機感を示し、初めて「非常事態宣言」を発しました。

 これまでにたくさんのドラァグクイーンをフィーチャーし、世に送り出してきたルポールは、今回『ル・ポールのドラァグ・レース』シーズン15で最優秀コンペティション番組賞部門で5度目の受賞を果たしました。番組のホストとしての8年連続エミー賞受賞は史上初。そして『ル・ポールのドラァグ・レース』のエミー賞受賞数は29となり、エミー賞史上最多のリアリティ番組受賞記録を更新しました。
 多くの仲間とともにステージに上がったルポールは、トロフィーをしっかり持ちながら「本当にありがとう、ラブリー・ピープル、この賞をもらえて光栄です」「私たちの番組と全てのクイーンにこのような栄誉を与えてくれたみんな、愛してます。これまでに何百ものクイーンを野に放ってきました。みんな美しいクイーンたち。彼らに代わってお礼を言います」と語りました。
 そして、真顔になったルポールは、「聞きなさい。もしドラァグクイーンが図書館であなたにお話を聞かせようとするなら、その声に耳を傾けなさい。なぜなら、知識はパワーであり、もし誰かがそのパワーへのアクセスを制限しようとするなら、その人はあなたを脅かそうとしていることになります。ドラァグクイーンの声を聞きなさい。ありがとう。愛してる」と語りました。

   
参考記事:
RuPaul makes powerful speech about anti-drag laws during Emmy win: ‘Listen to a drag queen!’ (Pink News)
https://www.thepinknews.com/2024/01/16/rupaul-drag-bans-emmy/

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