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レポート:ふくしまレインボーマーチ

2022年10月2日(日)、福島市でふくしまレインボーマーチが初めてリアル開催されました。初にして100名もの方が参加し、青天の下、福島の街を笑顔でパレードしました。

レポート:ふくしまレインボーマーチ

 福島で初めてパレードが開催されますというニュースをお伝えしたのは2020年2月のことでした。同年5月17日のIDAHOBITの日が予定されていました。しかし、緊急事態宣言が発令され、10月に延期となりました。それでもコロナ禍が収束していない状況に鑑み、オンライン開催となりました。第2回は2021年10月17日に開催予定でしたが、残念ながらこちらも直前でオンライン開催となりました。そうして今年、やっと、満を持して、ふくしまレインボーマーチのリアル開催が実現しました。
 日本でいちばんたくさんパレードに参加している(100回超え)VENさんがレポートしてくれました。



 10月2日、日曜日、第3回ふくしまレインボーマーチが開催されました。テーマは「True Colors〜さいしょの一歩〜」。
 第1回、第2回は新型コロナウイルスの影響で、オンライン開催となり、オンラインの良さも感じながら、リアルでパレードしたいという満を持しての開催となりました。
 個人的なことですが、第1回のオンライン開催が私にとって通算100回目のパレード参加でしたので、リアルで開催された折にはぜひ参加したいと強く思っており、今回参加させていただきました。

 
 13時、福島駅近くのまちなか広場でパレードの受付が開始されました。とても天気がよく、気温はぐんぐん上昇し、駅前の電子温度計で30度を超えていました。
 レインボーフラッグや手製のプラカードを持った参加者の方が集まってきました。参加できなかった方々のメッセージが貼られたコーナーも設置されていました。国会議員の石川大我さんや、今年の参議院議員選挙に出馬された村田峻一さん、山形市議会議員の松井愛さん、盛岡市議会議員の加藤麻衣さんなども来られていました。
 14時にオープニングイベントが行なわれました。実行委員の方の挨拶に続き、パレードの際の注意事項などの説明があり、整列が始まりました。
 14時30分、いよいよマーチがスタート。まちなか広場から出発し、市の繁華街の一つであるパセオ通りを進みます。沿道からは手を振ってくれる人、プライドのメッセージを読む人、驚いている人、いろんな表情が見えました。途中で左折し、信夫通りに出て直進します。秋晴れの10月、青空の下に靡く、たくさんのフラッグがとてもきれいでした。信夫通りを左折し、呉妻通りに出て、福島駅に向かいます。福島駅の前を通り、左折して駅前通りに出て、ゴールのまちなか広場を目指します。駅前通りは、秋フェスが行われており、歩行者天国となっていました。駅前のステージで、武将隊のショーなどが行われており、駅前通りはたくさんのテントが並び、雑貨や、お酒、果物なども販売されていましたが、お店の方々がレインボーフラッグを振って応援してくれました。参加者のボルテージも上がり、みなさんの素敵な笑顔が印象的でした。
 15時15分、マーチ終了。しばしの休息タイム。水分補給をしたり、参加者どうしお話したり。
 15時30分。クロージングイベントが始まりました。東北の他団体からのメッセージの紹介、実行委員長の方からの参加者への感謝の気持ちのこもった涙涙の挨拶(もらい泣きしそうでした)、参加者みんなでの記念撮影、終了の挨拶と続き、無事終了しました。














 第1回、2回は不本意ながらオンライン開催となり、ぜひリアル開催したいというスタッフのみなさんの強い気持ちが、今回の開催につながりました。約100名もの参加者が集まり、パレードは大成功でした。

 今年は、いま発表されている限りでも11月20日(日)まで毎週どこかでパレードやフェスが行なわれます。
 パレードやフェスに興味のある方、ぜひ近くで開催される際は、ご参加を。見に行くだけでもよいと思います。
 ちなみに同じ10月2日には青森県弘前市でもプライドパレードが行なわれたそうです。
 最後にもうひとつだけ。マーチのために来てくれた警官の方々、誘導も優しくてとてもよかったです。

(文・写真:VEN)

※ふくしまレインボーマーチの模様はNHKのニュースにもなりました。映像で観ると、よりパレードの雰囲気が生き生きと伝わってきます。それから、物書きユニット「ウネリウネラ」さんがレポート記事を上げていますので、読んでみてください。

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