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レポート:RAINBOW BEAR POOL 2023

7月14日(金)、ヒルトン東京ベイで「RAINBOW BEAR POOL 2023」が開催されました。地方の方や海外の方なども大勢来られ、本当に大盛況で最高にハッピーなベア・プール・パーティになりました!

レポート:RAINBOW BEAR POOL 2023

 1週前の「PEAK! Tropical Pool Party」に続き、「TOKYO G-FESTIVAL 2023」の幕開けとなる「RAINBOW BEAR POOL」が7月14日(金)、ヒルトン東京ベイで開催されました。今回、主催のRainbowEventsから日程が発表されたとき、金曜日という平日の昼間の開催であることに驚愕し、三連休の前日に会社を休んで来られる方がどれだけいるのだろう…と心配するとともに、この前代未聞のチャレンジングな企画が見事に成功したらそれはスゴいことだと思ったのですが、フタを開けてみれば、見事に、本当にたくさんのアジアン・ベアーが、地方からも海外からも詰めかけました。「ベアプー」じゃなきゃありえない、奇跡です。ベアーへの愛が地球を救います。ベアーバンザイ! 
 というわけで、大盛況で最高に楽しかった「RAINBOW BEAR POOL 2023」のレポートをお届けします。
(取材・文:Junchan、写真提供:RainbowEvents)



 
 前日の13日は猛暑日で、今日がプールパーティだったらよかったのに…と思ったのですが、14日も十分暑くて、日差しも強すぎず、ちょうどいいプールパーティ日和となりました。
 16時過ぎ、私が会場に着いたときには、渡辺美里さんの「サマータイムブルース」が流れていて、一気に気分が高揚。その後もRIP SLYMEの「楽園ベイベー」とか夏らしい選曲のJ-POPで盛り上がり、MINMIのときはみんなタオル振り回したりして、最高!でした。去年よりも断然、ステージ前で踊ってる方、多かった気がします。
 プールでは浮き輪でプカプカ浮いてる方もいれば、ビーチボールで遊んでる方たちもいれば、水鉄砲(本格的なウォーターガンとか)を持参してる方もいて、みなさん、思い思いに、童心に帰って楽しんでました。
 GOGOさんも今回は6人もいらして、素晴らしくゴージャスでした。パンツ(多分水着じゃなくパンツ)の膨らみをこれ見よがしにブルンブルンさせてるのがたまらなく…えちえちでした。
 18時を過ぎると、「おしおわ」後に駆けつけたと思われる新しいお客さんも次々に来られて、会場の景色はさらにセクシーベアだらけになっていきました。









 日も暮れかけてきた19時、弦楽器やサックスを持った方たちが登場し、DJの音楽が止まり、一瞬、会場は静寂に包まれました。ちくわフィルムの貫太さん、虎丸さん、ヒゲポンさん、ゲンキマンさんがMCをつとめ、「KOJI with ブラックテディベア ジャズ管弦楽団」のみなさんによる生バンドの演奏が始まりました。話題の映画のあの曲など、親しみやすい楽曲が演奏され、会場のみなさんも心地よさそうに聴いていました。そして、ちくわキャスト随一の歌うまベアー、歌丸さんが登場し、映画『タチェット』の挿入歌「Starlight」などを歌ってくれました(ヒゲポンさんとTENさんが並んでそれを聴くなど、ちくわファン感涙のシーンも)。ほかにもKO-SKさん、岳さん、星崎あゆさんなども来られてました(実は裏手で、あゆさんが女子トイレを探していたので、ご案内してさしあげました)
 たとえちくわフィルムを知らない方でも、あのヒルトン東京ベイのプールサイドというロケーションで、夕暮れ時にジャズバンドの生ライブを聴くという贅沢な時間を楽しんでいただけたのではないでしょうか。



 そんな素敵なライブの後は、再びDJさんが盛り上げ、大勢のベアーたちがナイトプールを楽しみ、お酒やフードに舌鼓を打ち、Hiltonのロゴがデカデカと掲示されてるPhotoブースで写真を撮ったり、プールの中でハグしたりじゃれあったり、めいっぱい楽しんでました。
 お客さんはもちろん東京の方が多かったのですが、知ってるだけでも関西や九州、東北の方なども来られてましたし、台湾や韓国やタイからも素敵なベアーが来てくださってました(ありがとう! 謝謝! 감사합니다! ขอบคุณ!)



 
 
 正直に言うと、この2日前のryuchellさんのことが本当にショックで、ずっと心が重くて、どうにも気分が上向きにならず、ちゃんと笑顔で人と話せるだろうかと心配だったのですが、若いゲイのみなさんが心から楽しそうに過ごしてる様は希望だなと思いましたし、5年ぶりくらいに会う友達に会ったり(HIV陽性者の友達だったり)、いろんな方と話してるうちに、元気を取り戻しました。
 世の中、悲しいこともいろいろありますが、生きていれば、こんな素晴らしいパーティも楽しめます。そして、こんな素敵なイベントが開催される東京で暮らせること自体、本当に恵まれてるし、幸せだなぁと思います。
 弱冠21歳で(なんと21世紀生まれ!)まだゲイイベントもほとんど行ったことがない、それこそアゲハを知らないような方も来られてましたが、ゲイの世界ってなんて楽しいんだ!と思ってくれて、たくさん遊んで、幸せ感じて、夏らしい思い出を持って帰ってくれたら、こんなにうれしいことはありません…って、なんだかオーガナイザーみたいですが、本当にそう思いました。

 「TOKYO G-FESTIVAL 2023」の初日にふさわしい、最高のハッピー・サマー・パーティでした。
 開催してくださったRainbowEventsさんに拍手!です。また来年もぜひ!と400人のみなさんが思ったはず。楽しみに待ちましょう。
 
 ちなみにRainbowEvents主催のプールパーティ「VITA Dragonfly Pool」は、次回、9月17日開催です。詳細はこちらをご覧ください。

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