芸術の秋。エンタメの秋。
10月もゲイテーマの映画・ドラマが豊作!
今回は話題作〜マイナー作品まで5つをピックアップしてみた。ぜひともチェックしてみて!
大ヒットを飛ばした人気ドラマ「きのう何食べた?」のseason2が、10月6日(金)から放送中!
2LDKのマンションで同居する、弁護士・シロさんと、その恋人で美容師・ケンジの中年ゲイカップルを描く物語。
2人の毎日の食を通して浮かび上がる、ほろ苦くてあたたかな日々をリアルに描く内容に、「こんなカップルになりたい…!」と夢見る人が続出したドラマだ。
season2では、それぞれの勤務先や、男2人暮らしにも徐々に変化が生まれるそうで、そこにも注目したい。
10月12日(金)に第二話が放送されるが、U-NEXT、TVerなどで見逃し配信もあり!ぜひチェックしてみて。
大人気BL漫画をドラマ化した「君となら恋をしてみても」が、10月5日(木)よりMBS(毎日放送)にて放送スタートした。
中学生の頃、片思いの相手に同性が恋愛対象であることをカミングアウトした際に嘲笑されたトラウマから、真面目に人を好きになるのをやめた高校生の海堂天(大倉空人)。
そんな天は、祖母の住んでいる江ノ島に引っ越しをすることになり、そこで偶然同い年の山菅龍司(日向亘)と出会う。
もう真面目に恋なんてしないと諦めかけていた転校生の海堂天と、実家の食堂を手伝う世話好きで優しい同級生の山菅龍司が江の島で出会い、少しずつお互いを想い、惹かれ合っていく…!
江ノ島を舞台にした、ピュアな青春ラブストーリーは必見だ。
名作ゲイドラマ「ルッキング」で知られるアンドリュー・ヘイ監督の最新作『異人たち』が、一夜限りの限定上映される。
原作は、日本人作家・山田太一作の1987年に出版された小説「異人たちとの夏」。
もともとは日本テーマの作品だが、本作では舞台を現代ロンドンに移し映像化されるそう。
ストーリーはこちら。
夜になると人の気配が遠のく、ロンドンのタワーマンションに一人暮らす脚本家アダムは、偶然同じマンションの謎めいた住人、ハリーの訪問で、ありふれた日常に変化が訪れる。
ハリーとの親密な関係が深まるにつれて、アダムは遠い子供の頃の世界に引き戻され、30年前に死別した両親が、そのままの姿で目の前に現れる。
想像もしなかった再会に固く閉ざしていた心が解きほぐされていくのを感じるのだったが、その先には思いもしない世界が広がっていた──。
アンドリュー・ヘイは、映像の美しさ、そして人々の親密な関係をとらえることが得意な監督だ。
本作は、今月開催される「東京国際映画祭」の10月25日(水)にて、一度限り限定上映される。
来年2024年春にも劇場公開が予定されているのが、一足早く観たい人は映画祭に足を運んでみて。
本屋大賞2020受賞作家・凪良ゆうのBL代表作で、累計55万部を突破しドラマ化した『美しい彼』。
Twitterトレンド1位と人気を博し、今年3月に待望の映画化。今月からNetflixで配信がスタートした話題作だ。
底辺“ぼっち”の平良一成(萩原利久)が恋に落ちたのは、美しく不遜な“キング”清居奏(八木勇征)。
紆余曲折のすえ恋人同士になったものの、正反対な二人の恋心は少しずつすれ違ってゆく──。
“陰と陽”、正反対な2人の男子高校生のもどかしい恋模様と、そして感動的なストーリーに胸が熱くなるはずだ。
『劇場版 美しい彼〜eternal〜』|Netflix >>
80年代に活躍した伝説のゲイ・プロレスラーを描いた映画『カサンドロ リング上のドラァグクイーン』がAmazonプライムで配信スタートした。
本作は、ゲイの青年サウル・アルメンダリスが、「カサンドロ」というキャラクターを創りだし、国際的スターダムを駆け上がっていく内容を記した伝記映画。
メキシコのプロレス界においては「男らしさ」が賛美される世界。
万年負け役だった売れないゲイのレスラー・カサンドロは一念発起。
マスクを外してメイクを施し、まるでドラァグクイーンかのようにリングに立つのだった。仲間や観客から「オカマ」と嘲笑されても負けず、愛嬌やユーモアに転換していく。
その姿に、最初はあざわらっていた観客たちも次第にその魅力に引き込まれていくのだった──。
カサンドロの強く美しい姿、そして隠されたライフストーリーは涙なしには観られない。Amazonプライム独占配信なので気になる人はぜひチェックしてみて。
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