カンヌで最高賞にあたるパルム・ドールを受賞した名作映画『さらば、わが愛／覇王別姫』が4K版となり、2023年7月28日(金)より全国公開される。

主演はレスリー・チャン、監督はチェン・カイコー。

2人の京劇俳優が織りなす、ゲイテーマの話題作

映画『さらば、わが愛／覇王別姫』は、激動の時代に生きた2人の京劇俳優の愛憎を描く物語。

1925年から文化大革命時代を経て、50年に渡る中国の動乱の歴史を背景に、京劇の古典｢覇王別姫」を演じる京劇俳優2人の物語を、圧倒的なスケールと映像美で映し出している。

ストーリーは以下。

京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。

成長した彼らは、「程蝶衣」と「段小樓」として京劇の古典「覇王別姫」を演じ、一躍スターとなる。

女形である程蝶衣（レスリー・チャン）は段小樓（チャン・フォンイー）を秘かに愛していたのだが、段小樓は娼婦の菊仙と結婚してしまう──。2人の運命はどんな結末を辿るのだろうか。以下、予告編。

主演を務めるのは香港を代表するスターのレスリー・チャン。

46歳の若さで亡くなった天才俳優で、本作『覇王別姫』以外にも『ブエノスアイレス』などゲイテーマの作品への出演も多く、いまでも人気が色褪せない。

名作映画が4K映像で蘇る

本作は1993年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。

また、同年ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞も果たすなど、世界の映画祭で高く評価され、当時日本でも大きな話題を呼んだ。

今回、公開から30周年を迎えるとともに、レスリー・チャン没後20年の節目として上映が決定。

世界中の人々から愛される不朽の名作が、4Kの圧倒的な映像美で蘇る。

レスリーファンはもちろんのこと、本作をはじめてみる方にもオススメしたい傑作だ。

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