でかくてつよいもの | 院長のひとりごと

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901治療院のブログ

映画『ゴジラ キングオブモンスターズ』を観てきた。

 

アメリカで制作されたゴジラ映画で、東宝のゴジラとは少しビジュアルが違うけど、
目や吠え声はほぼ同じ、
キングギドラやモスラ、ラドンは東宝よりリアルな造形でよかった。

 

子供のころに観た、キングギドラ対ゴジラ・モスラ・ラドンの映画を思い出してしみじみしてしまった。

もちろん、小妖精のザ・ピーナッツは出ない。
でも、モスラのテーマ曲や、ゴジラのテーマ曲が挿入されたり、エンディングで流されたり
まあまあ満足かな。

 

日本の映画では、怪獣たちが“主役”で、なんか過剰な擬人化もあったけど、
今思えばそれも懐かしい。

 

今回のアメリカ映画では、主役はあくまで人間、
怪獣たちは意思のない人形というかロボットみたいに扱われている。
また、日本人の学者として登場する渡辺謙は、本人はとても素敵だったけど、
アメリカ人の考える日本人というか、サムライとしてあまりに類型的に描かれていて、なんか、もやもやしてしまう。

 

僕たちの世代、子供のころからゴジラを観てきたものにとっては、
まあまあ、楽しめたけど、初めてゴジラに接する観客は、どんなふうに感じるんだろう。

 

なお、今回、初めてMX4Dシステムという方法で鑑賞したけど、
僕にとっては、まったく無駄どころか、
真剣な鑑賞の邪魔でしかなかった。

 

映像から十分衝撃を受けているのに、椅子が動いたり、
霧が出たり、においがしたり、突き上げられたり・・・
そのたびに白けてしまう。

 

誰かがプログラムした“感動”はいりません。
自分自身で好きなように感じ取ります。

 

多分、最初で最後の体験になりそう。

 

なお、MX4Dの料金は、映画代+1600円でした。

 

お父さん役の役者、初めて見るけどめちゃイケ。
田中圭の子供みたいな声の吹き替えじゃなかったら、もっとよかったんだけど。