コロナと音楽カルチャーとライブハウス | 茨城県ひたちなか市勝田駅から直ぐのライブ&クラブスペース『stormymonday』のブログ

コロナと音楽カルチャーとライブハウス

連日雨続きですね

 

どうも、ストマンのチカシです

 

2021年も残り1ヶ月を切りました。今年は30日まで営業を予定しています。いつもならカウントダウンのイベントが入ってますが、まだコロナの影響でやりにくい感じですかねw

 

来年はいつも通りのライブ活動ができるよう願うばかりです。

 

ストーミーを始めてから11年、ここ2年はほとんどライブイベントはありませんでしたが、地元バンドやツアーミュージシャンの皆様に心配していただき、少人数ではありますが少しづつイベントを開催できたことに深く感謝した期間でした。ライブハウスだけでは音楽はできない、そこで演奏してくれるアーティスト、そしてそれを聴いてくれるリスナーがいて初めて成立するんだなーって改めて感じました。

 

音楽で病気は治らないし、集まって騒げば感染が拡大して迷惑をかけてしまう。。どこぞのヒップホップイベントもかっこいいアーティストにいっぱいのお客さん、立派なステージだったけど、世間からの目は冷たかったですね。。(まーあれはお客さんのマナーも悪かったですが)

 

ただ、コロナが蔓延しても音楽が鳴り止む事はなく、YOUTUBEやSNSといった仮想上のステージでミュージシャンは活動を続けています。最初はライブハウスの人間として受け入れ難かったのですが、これはこれで時代の流れだし、1つの窓口から全世界の人にメッセージを伝えられるのはミュージシャンとしてはすごいチャンスだと思います。実際に日本ではあまり人気のなかったアーティストが北欧の方でチャートインしたり、逆に海外でマイナーだったアーティストがTiktokなどのSNSから流行ったりしてるみたいですね。

 

配信されてる音も数年前と比べてかなり高音質だし、画質もDVDと何ら差がありません。。特に今年のフジロックのYOUTUBE配信は非の打ちどころがない高クオリティーでした。正直ライブハウスのPAとして悔しい気持ちでもありました。

 

 

「こんな手軽に良いライブが見れちゃったらもう小さなライブハウスなんて必要ないんじゃない!?」

 

 

自分も実際に配信見てて、家でくつろぎながら好きな体勢で、ラフな格好で、見たいアーティストをピンポイントで見れて、他の事がしたかったら電源をOFFにすれば、即行動できる。まさに忙しい現代人にはぴったり!しかも無料ときたもんだw

 

 

 

なんの文句もないほど便利で気軽だ!

 

 

そしてコロナが流行ってなくても、音楽の聴きかたは変化し続けてる。

 

好みの盤を選んでプレイヤーにセットし針を落とすレコードも今は、

スマホの検索窓に好きなミュージシャンの名前を入れれば映像付きで視聴できる。

 

いや、今はさらに時代は進み、サブスク(月額料金)を払えば自分で選ばなくてもAIがオススメの音楽をセレクトして再生ボタンを押さなくても勝手に流してくれるらしい。

 

盤も専用のプレイヤーもアンプもスピーカーも今は必要ないのだ。

 

必要なのはスマホとWiFi!

 

まさにスマート!

 

 

ただし、そのスマートな環境を望まず面倒臭いがレコードを何枚も担いでその場の雰囲気でセレクトするDJや、デカいアンプやエフェクターボードを持って現れるバンドマンもいる。

 

音楽好きほど天邪鬼でアナログにこだわる人が多いのだ。

 

そしてそんな人たちが自分は好きだったりもするし、活動の場であるライブハウスで働く事は学生時代からの夢だったので、この楽しさというか、この感覚は廃れないでほしい。

 

 

イヤホンやヘッドホンの進化はすごいが、耳だけじゃなく全身で音圧を感じる箱のスピーカーの音とは一味違う。

 

4Kだろうが8Kだろうが、実際に肉眼でみると画面越しで見るとでは感覚が一味違う。

 

そして演者とお客が同じ空間で一体感に包まれる瞬間や、そのあとの余韻は現場でしか味わえない感覚である。

 

世界の絶景だって写真でも十分綺麗だが実際にその場所に立って見る景色は格段違うと思う。それは目だけではなく、肌で気温を感じ、鼻で匂いを感じ、耳で雑音を感じ、息で湿度を感じ、5感全てで感じるからではないだろうか

 

 

自分はライブハウスに初めて行った時の感動を今でも覚えている。

 

かっこいい服装や髪型をした人達、全身にビリビリ来る重低音と目が焼けるストロボと照明

 

モッシュ、ダイブ、コールアンドレスポンス、

 

まさに衝撃だった。学校やテレビでは教われないカルチャーがあり、自分はそれがカッコイイと思った。

 

好きなミュージシャンと同じ髪型にしたり、そのミュージシャンが好きな音楽を調べて聴きまくった。同じ感覚になりたかったし、それが一般的感覚とずれていたとしても、それがまたかっこいいと思った。

 

ライブハウスに行けば同じ感覚をもつ人達と仲良くなれて、もっと深く潜る事ができた。そうやってくうちにますます音楽が好きになった。

 

今は髪も服装も普通(以下)だし、音楽も学生時代ほど探っていないがあの日の延長線上に今の自分がいると実感している。

 

 

話がだいぶ脱線したが今日自分が伝えたかったのは、画面越しに脳で理解するのも良いが、実際に体験し理解する感覚も忘れないでほしいという事

 

 

ストーミーマンデーは小さなライブハウスで機材も最新ではないが、ミュージシャンにとってもお客さんにとっても一生の思い出に残るよう、一生懸命営業して行こうと思います。

 

そしてこの音楽文化がいつまでも続きますように!

 

 

ライブハウスでも音楽を楽しんでください

 

御来店お待ちしております。

 

 

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