<4月15日の日記>
角川書店のビギナーズクラシックスのシリーズで、菅原孝標娘の「更級日記」を読了。
関東のド田舎で育った菅原孝標娘は、源氏物語の世界に憧れる文学少女。
それもそのはず父親は学問の神様、菅原道真の家系、母親の家系には「蜻蛉日記」の作者、藤原道綱母がいます。文学好きの血筋なんですね。
学生時代に読んだのは、教材として学習したほぼ冒頭部のみ。
菅原孝標娘が13歳の時、田舎では手に入らない源氏物語に憧れ、父の赴任先の上総から都へ向かう部分です。
そこから始まって晩年の52歳頃までが綴られております。
他の同時期の作品に比べると、比較的平易な文章で書いてあるような気がします。