<11月24日の日記>
久し振りに京都は山科へ紅葉狩りに行ってきました。
淀屋橋から京阪電車に乗って三条へ。京都地下鉄東西線に乗り換えて山科へ。
山科駅から最初の目的地「安祥寺」までは徒歩10分の距離。
「安祥寺」は普段は非公開の寺院なのですが、今回特別拝観で参拝してきました。
見所は、重文の十一面観音立像や四天王立像などのある本堂の「観音堂」、「地蔵堂」「大師堂」、それに、今年7月に修復が完了した鎮守「青龍殿」と青龍殿内に創られた「蘚苔蟠龍(せんたいばんりゅう)」と言う天に昇ろうとする雌雄二体の龍を苔で表現したもの、国宝「木造五智如来坐像」(現在は京都国立博物館に寄託)が祀られていた多宝塔跡などです。
また、ここの鐘楼は、秀吉が朝鮮出兵の際に供出させられた「安曇寺」の鐘が、間違って「安祥寺」に返納されたものだそうです。なんか面白いエピソードですね(^o^)
「安祥寺」から山科疏水(琵琶湖疏水)沿いに10分程歩いたところにある「毘沙門堂」にも足を運びました。
「毘沙門堂」は25年くらい前に一度参拝したことがあるのですが、それ以来。紅葉の名所です。
狩野派の絵師による「天井龍」とか、丸山応挙作とされる襖画など、見る角度によって異なった印象を与えるだまし絵のような特別な技法を用いて描かれた絵も見所の一つ。
でも、ここは何と言っても素晴らしいのは、やはり紅葉です。色鮮やかな様々な色の紅葉黄葉も綺麗ですが、散って地面に落ちた「散り紅葉」もまた赤い絨毯のようでとっても綺麗でした(^-^)
まだ時間に余裕があったので、すぐ近くの「山科聖天(双林院)」にも足を延ばしました。「毘沙門堂」の塔頭の一つらしいです。
ここを訪れるのは初めてでしたが、ここの紅葉も綺麗でした。
境内には「不動の滝」と言う清らかな小さな滝があり、不定期で滝行体験もできるそうですよ。
「毘沙門堂」に比べると参拝客も少なく、紅葉の穴場かも?