<3月23日の日記>
昔から題名は知っていましたが読んでいなかった「夫婦善哉」を読んでみました。
織田作之助自体読むのは初めて。
「夫婦善哉」は処女作のようで、取っ掛かり、やたら読みにくさを感じました。
と言うのも、まず文体の読みにくさもあるのですが、やたらと一文が長かったりするのです。
全部が全部そう言うわけでもないのですが、長いのは一文が300文字を超えたりします。
谷崎潤一郎の「春琴抄」を彷彿とさせるものがありました(>_<)
短編ばかり6編で構成されているのですが、後の作品ほど読み易くなります。
舞台が大阪なので馴染み深い地名もたくさん出てきて親しみを覚えます。
そのせいか魅力的な作品ばかり。
「自由軒」のライスカレー、この時代からあったのね(^o^)
久し振りに食べてみたくなりました。
早逝が惜しまれる作家です。