ホモンゴル旅行紀 vol.1 | 新宿二丁目 -Transit bar- 店主のブログ

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ウランバートル

あたしの白馬の王子様はどこにいるのかしら?スフバートル広場

きっかけは、Jack’d?!

 丁度、一年前の二〇一三年九月のこと、モンゴル旅行に興味を持ったあたしは、いつものようにJack’dで「モンゴルに素敵なゲイはいるかしら?」とウランバートル周辺に位置情報を合わせた。十五人程度しか表示されなかったが、偶然にも、日本人を発見。そこで、知り合ったのが、東京在住のH君。「今、モンゴルにいますか?」とメッセージをしたら、「いますよ。なんで、わかったんですか?」と返信をくれた。「最近(というか、ついさっきから)モンゴルに興味があって。どうですか、モンゴルは?」と、聞くと「すごくいいですよ!日本人のゲイ友がウランバートルのゲイバーでお手伝いしてるんで、よかったら、行ってあげて下さい。」とのこと。
 一瞬、頭の中にクエスチョンマークが浮かんだが、H君曰く「日本に留学してたモンゴル人と日本人のカップルが経営しているゲイバー」だという。妙に納得した。モンゴル人は、日本にいないようで、意外といる。あたし自身、ゲイアプリで知り合ったことがあるし、あたしの同僚も、バイト先にモンゴル人のスタッフがいたという子がいる。しかも、あたしが知り合ったモンゴル人はかなりのイケメンだった。あたしのタイプの男性像が、久保田利伸なだけに、そのモンゴル人が万人受けるかどうかは、疑問符が付くが。ただ、その時は、日本人がいるゲイバーがウランバートルにあるというだけでは、チケットを予約する決定打にはならず、モンゴル旅行はあたしの中で、無期延期となった。
 それから半年が経ち、二〇一四年一月のこと、H君から一通のメールがきた。「ユナイテッド航空の特典航空券のマイル数が二月から改悪になります。モンゴル行きのチケットを取るなら今ですよ。」とのこと。「うっそ・・・」と思い、大慌てで「ユナイテッド マイル 改悪」とググると、二万マイルで行けたはずのモンゴルが、二月から三万マイルに改悪されるではないか。マイルを貯めていない人には、しっくりこない数字であるとは思うが、簡単に説明すると、特定のクレジットカードで一三三万円をカード払いするれば、行けたはずのモンゴルが、二〇〇万円に変更になるということだ。陸マイラーのあたしには大打撃だった。しかも、H君が「九月十五日までしか往路の同日乗り換えができない」というではないか。「モンゴル流の新手の営業かしら?」ともちょっと思ったが、三日後、まんまとチケットを予約した。九月十一日、羽田(全日空)発、北京(中国国際航空)経由、ウランバートル行き、二万マイルと六十二ドル也。もう二度とモンゴルへ行くことはないだろう・・・と思い、四泊五日の比較的長めの行程を組んだ。まさか、帰国後「もう一回モンゴルへ行きたいわ!」と願うことになろうとは、誰が予測できただろうか?それほど、あたしにとって、モンゴルはとても魅力的な国だった。