荻崎正広World

2024/11/13 16:03

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立川アキラ　『心身を蕩(とろ)かす尻の群(む)れ』

(その2) 2000年代初め頃に描かれた、深々と誘(さそ)う尻 画面左上段の画像は、雑誌「さぶ」(サン出版刊)(2001年9月号）に載る、「青春讃歌」(P.95)から撮った。本作(小説)の作者は江島 ...

2024/10/16 18:24

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『その「男らしさ」はどこから来たの?( Where did this `masculinity‘ come...

「T3 PHOTO FESTIVAL  TOKYO  東京国際写真祭」が2024.10.05(土）から10.27(日)まで開かれています。この写真展の一環として、一番上に書いたタイ...

2024/09/21 17:27

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立川アキラ　『心身を蕩(とろ)かす尻の群(む)れ』<br />　

(その1) 止めどなく吸い寄せられる尻 自身(荻崎)の部屋の、ソファーの前に置いた低いテーブルの上に、立川アキラ(生年などは不明）の挿絵が載る、ゲイ雑誌の「ジーメン」((有)ジープロジェクト)などを、...

2024/06/21 15:50

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(戯曲) 『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第12回) (最終回)

(連載 第12回) (最終回)高遠 やっと分かったよ。同性愛者こそ、この世で最高に恵まれた存在だったんだ。ホモ・セクシュアルだったからこそ、こん なに快楽が滾々(こんこん)と湧き出る楽土(らくど)...

2024/06/15 13:33

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(戯曲)『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第11回)

(連載 第11回)塩原 よし。尻(けつ)を思い切り突き上げろ。おまえが欲しくて欲しくてしょうがない俺の魔羅(まら)で、さかりの付いたおま えの尻(しり)を掘りまくってやる。 高遠(たかとお)の尻...

2024/05/13 15:50

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第10回)　

(連載 第10回) 第四場 舞台を取り囲む形に、薄い幕が張り巡らされ、その幕の向こうで、野島、少年B、露原、貝塚が真裸や褌姿などで、立った  り、寝そぺったりしている。その姿態は様々で、し...

2024/05/01 16:21

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(戯曲) 『悦(よろ)びの国』(一幕四場)　(連載 第9回)

(連載 第9回)少年B おまえだな。あの時のホモ野郎は。痛めつけ方が足りなかったなら、また達(だち)を集めて、もっとこらしめてやる ぜ。塩原 仲間を呼び寄せないと俺と向き合えないのかい。少年...

2024/04/13 16:43

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第8回)

(連載 第8回)塩原 他(ほか)の人からも同じことを言われたよ。ただ、エイズを見くびっているつもりはまったくないし、俺なりにセーフ・ セックスの重要性も分かっているつもりだよ。それにセーフ・セッ...

2024/03/23 16:40

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載第7回)

(連載 第7回) 第三場 一場、二場に比べると、一番室内らしい空間。椅子、都合(つごう)、三脚。(同じデザインで色合いの違うものが望ましい） 塩原が椅子に腰を下ろしているところへ、岸山が入ってくる。岸...

2024/03/06 15:46

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載第6回)

(連載 第6回)塩原 何度か掘られた後(のち)、果して俺はHIVが陽性になる。その時点で俺と貝塚は、安直な喩(たと)えかもしれないが、エ イズに戦いを挑む二人だけのチーム・メイトになる。 互い...

2024/02/22 16:15

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第5回)

(連載 第5回)塩原 露原の裸を抱く以上の歓(よろこ)びが、あと何年、何十年生きたところで、この世にそういくつもあるとは思っていな い。ひとつもないかもしれない。それは俺のこの身が一番よく分かって...

2024/01/20 15:44

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』 (一幕四場)　(連載 第4回)

(連載 第4回) 第二場  第一場に比べれば、室内らしい様相が濃い。すっきりとした幾何学図形的な装置が舞台に置かれ、上手(かみて)に塩原、下手 (しもて)に露原(つゆはら)が、そ...

2024/01/11 15:16

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(戯曲) 『悦(よろこ)びの国』(一幕四場)　(連載 第3回)

(連載 第3回) 少年D エイズを撒(ま)き散らしているのもホモだろう。おまえもホモなんだから、エイズを世界中に流行(はや)らせた責任を       ...

2024/01/06 17:23

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(全四場) (連載第2回)<br />

(連載 第2回)戸塚 塩原、おまえさっきから、何口ごもっているんだ。俺たちに同調もしないし。なんでホモなんかじゃないとはっきり否定 しないんだ。 今更、実は僕はホモだったんです、な...

2023/12/18 14:55

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(戯曲)　『悦(よろこ)びの国』(連載　第1回)

「悦(よろこ)びの国」 全四場登場人物 塩原 野島 沢村 荒崎 戸塚 田沢 河村 少年A  少年B  少年C 少年D   露原(つゆはら)  貝塚 ...

2023/12/08 17:41

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以前、掲載されなかった自作戯曲作品の紹介など。

私(荻崎)は、以前(2000年7月)、『吹き荒(すさ)ぶ生身(なまみ)の森へ』という最初の戯曲集を自費で刊行した((株)文芸社刊)。(左上段の画像参照）その際、私は三作品を掲載する心づもりだったが、...

2023/09/08 23:15

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その6)(最終回)  私(荻崎)が惹(ひ)きつけられる顔と尻、更に舐肛(しこう)について(1) 私が惹(ひ)かれる顔 私(荻崎)がこれまでに読んだ(目にした）田亀作品の中で、...

2023/07/21 17:29

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その5) 「誰にも言えない」と「じっちゃんの肉人参」  「家族」にもたらされた「非日常」の情事私(荻崎)の部屋の、普段よく座るソファーの前に置かれた木のテーブルの上に、『ウィルトゥース』(...

2023/06/08 17:54

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その4) 「僕らの色彩」  差(さ)し挟(はさ)まれた風景の静かさ「僕らの色彩」は「月刊アクション」誌(双葉社刊)に最初に掲載された。(2018年5月号~2020年7月号)その後、2019...

2023/05/18 18:56

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写真誌「IWAKAN」(違和感)(6号)と、これに関連した展示会

「違和感」の刊行と、関連した展示会について「IWAKAN」(違和感)という誌名の雑誌を寄贈していただいた。初めて知った写真雑誌だった。(発行所 Creative Studio REING)((株)ニ...

2023/04/19 00:00

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その3) 「弟の夫」死者から伝わる澄(す)んだ気配と思念「弟の夫」(おとうとのおっと)は「月刊アクション」誌(双葉社刊)に最初に掲載された。(2014年11月号～2017年7月号）(ウィキペディアな...

2023/03/24 18:21

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その2)「 銀の華(しろがねのはな)ー男女郎苦界草紙(おとこじょろう・くがいぞうし)」ー男の心身の苛烈な突端へ本作品は、雑誌「バディ」((有）テラ出版刊)に、1994年7月号から、1999...

2023/02/22 17:07

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田亀源五郎作品が描く広大と深淵(しんえん)と渇望(かつぼう)

(その1) 「肉人参」に描かれた優(やさ)しさと冷酷(れいこく) 田亀源五郎(たがめ・げんごろう)(1964~)氏のブログ(Blog)に、これまでに雑誌や単行本などに掲載、収録された氏の全マ...

2022/10/10 00:00

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高橋睦郎作品「聖なる岬」の中の歓楽(かんらく)と無慙(むざん)

高橋睦郎(たかはし・むつお)(1937《昭和12》年~)の小説作品「聖なる岬」は、三作品からなる小説集『聖三角形』(1972(昭和47)年 新潮社刊)の最初に載っている。(左上段の画像参照）。巻末を見...

2022/08/05 00:00

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『写真』誌(第二号）に取り上げられました。<br /><br /><br />

雑誌『写真』第二号(Sha Shin Magazine vol.2) (制作 合同会社PCT) (発行 ふげん社)(2022.7.20発行)に、「ゲイ・アートの家と円谷順一 の写真アルバム」と題して、...

2021/12/21 17:18

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『能楽哀恋集』を刊行しました。

『能楽哀恋集』(のうがくあいれんしゅう)をkindle(キンドル)から発売しました。私(荻崎）自身の無知を晒(さら)すようですが、kindleはamazon(アマゾン)が提供する電子書籍関連サービスだ...

2021/10/04 03:00

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ《補遺　その2》

『鞍馬・厳島図屏風』(くらま・いつくしまずびょうぶ)と大津絵(おおつえ)の中の男たちの尻巨大映像で迫る五大絵師―北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界ーと名付けられた展覧会を二度見た。A,Bの二種類の展示...

2020/11/27 17:52

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NHK番組　逆転人生「魂の解放！LGBTパレードはこうして生まれた」

NHKの総合テレビで、LGBTパレードと南定四郎氏(88歳)を取り上げた番組が放送される。(NHK総合1・東京) (2020年) 11月30日(月) 午後10:00～午後10:45(45分）(再放送...

2020/11/21 15:05

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舐肛(しこう)から荘子(そうし)へ　　いつか、色欲(しきよく)の最深奥(さいしんおう)へ

「舐肛」という言葉を、私(荻崎)が初めて目にしたのは、たぶん、ゲイ雑誌「SAMSON」(海鳴館刊)の2019年12月号だろうと思う。(左上段の画像参照）。おかちまち五郎氏の書いた「新作DVD鑑賞記(4...

2020/02/05 03:15

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ《補遺》

葛飾北斎と歌川広重、更に歌川国芳昨年(2019年)の12月上旬、都内の駒込にある東洋文庫で、葛飾北斎展を観た。とは言え、初めからこの展覧会を見ようとして足を運んだわけではなく、いわば成り行きからだった...

2019/06/07 17:55

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ

(その4)(最終回) 鎌倉時代と、下(くだ)って近代の北村西望の、彫刻の中の尻と顔 もう1年半以上前になるが、2017年11月下旬、上野の東京国立博物館で「運慶」展(興福寺中金堂再建記念特別展)を見た...

2019/03/02 14:32

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ

(その3) 江戸時代の絵画の中の、吸い寄せられる尻(後半) 横山華山(よこやま・かざん)が描く尻「横山華山 KAZAN A Superb Imagination at Work」と題された展覧会...

2019/01/12 17:15

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ

(その2) 江戸時代の絵画の中の、吸い寄せられる尻(前半) 広重作品の中の尻 歌川広重(うたがわ・ひろしげ)(1797《寛政9》～1858《安政5》)の作品には、褌(ふんどし)姿の男たちが数多く描か...

2018/11/23 01:31

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日本の男たちの尻をさかのぼるーその蕩(とろ)けと安らぎ

(その1) 黒石寺蘇民祭の中の尻と顔 今号の執筆のきっかけは、マーガレット(小倉東)氏が「ホモ本ブックカフェオカマルト」というツイッターの中で、【今日の転入生】末武保政『黒石寺蘇民祭』を取り上げてい...

2018/08/08 17:13

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アートに欲情しよう！(拾遺)

(その12) 弾人(だんと)の巻の補遺もう７年以上前になるが、当ブログ「アートに欲情しよう！ (その12)弾人の巻」で、漫画家 弾人(だんと)が「薔薇族」(第二書房刊)に、2001年から2004年にか...

2018/06/11 17:39

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NHK番組　ETV特集「Love ～性的マイノリティーの戦後史～」について

ETV特集「Love ～性的マイノリティーの戦後史～」上記の番組が、NHK・Eテレで、全国放送されます。放送予定日は2018年6月16日(土) 23時00分～23時59分再放送予定日が、同じくEテレ...

2018/05/05 14:52

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男の尻の果ての、この世の果ての、更に向こう

(その3)(最終回) ひしひし舐めた果てに、とろりと、越える 私(荻崎)が、もう何年か以前から、顔に惹かれ、尻の形に惹かれ、総身に惹かれる男二人の画像(全５点)を載せた。ゲイ雑誌に掲載され、私が目...

2018/04/03 01:44

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男の尻の果ての、この世の果ての、更に向こう

(その2) 男たちの、そそりにそそる尻が茂る、渋い庭園へ 私(荻崎)は普段、褌(ふんどし)を締めた男たちの裸が数多く掲載されたインターネットのサイト(ツイッターも含め)を好んで見る。褌の縦褌(たてみ...